-1-事例集増補版作成の経緯及び活用方法 1 作成に至った経緯 教職員による不祥事を防止するため、県教育委員会は平成16年度に「不祥事防止の ・終業時刻後にもかかわらず、家庭や通勤事情を考慮に入れず「もう帰るんだ」と言う 精神疾患を有する市立中学の教員に対し、校長ら、教育委員会等がパワーハラスメントを行ったことが原因で精神疾患が増悪し、当該教職員が自殺したとして、県及び市に対し、遺族が損害賠償を求めた事 … また、当然のことながら、ハラスメントに関わる相談をした労働者に対し、事業主は不利益取扱いをしてはならない旨も明記されています。 先生という職業は、子どもが好き、教育に興味がある人のみが就いていると考える人が多いと思いますが、実態はどのようになっているのでしょうか? ここでは文部科学省による教員の魅力調査のプロジェクトがおこなった「教員の仕事と意識に関する調査」を分析していきたいと思います。 神戸市立東須磨小学校(神戸市須磨区)の教諭4人が遅くとも2017年頃から(さらにそれ以前からという指摘もある)2019年までの数年間にわたり、同僚の若手教員4人に対して集団いじめ・暴力行為・パワハラ・セクハラ行為を繰り返し、うち1人を2019年に休職に追い込んだ事件。, 神戸市教育委員会の調査や第三者委員会の認定では、ハラスメント行為をおこなった教員は男性教員A(34歳、以下「A教員」と表記)、男性教員B(34歳、以下「B教員」と表記)、男性教員C(37歳、以下「C教員」と表記)、女性教員D(45歳、以下「D教員」と表記)の4教諭と、S・2016~17年度教頭・2018年度校長(55歳、以下「S」と表記)とされた。, 被害に遭った若手教員は、いずれも20代の男女教員4人とされた。ここではX1教員(男性)・X2教員(男性)・X3教員(女性)・X4教員(女性)と表記する。神戸市教委や第三者調査委員会での認定には至らなかったものの、ほかにも、音楽専科教員や図工専科教員など複数の教員が被害を訴えた。, ほかにも別の女性教員(40歳、以下「E教員」と表記)も、パワハラとは認定されなかったものの、加害者の一部と近いとみられていたことを背景に、被害者の一部や被害者とは認定されなかった別の教員に対して、パワハラと受け取れるような不適切な行為をおこなったと指摘された。, 加害者教員4人が被害者教員4人に対し、以下のような悪質な行為をおこなったことが指摘された。, 2016年の時点で、当時同校に在籍していた加害教員の一部による暴言や、女性教員へのセクハラ行為があったことが指摘された。, 2017年に新採用で着任したX1教員は着任直後から嫌がらせを受け、2019年9月には体調を崩して倒れ出勤できない状況になった。教諭の関係者が神戸市に被害を訴えて発覚し、2019年10月に新聞報道された。, 2020年2月21日に第三者委員会の調査報告書が発表され、4教員とS前校長によるX1教員らへの加害行為計125件が認定された。, 首謀者格がいて集団で組織的に加害行為をおこなったということではなく、それぞれの加害者が、被害者とのそれぞれの関係性のもとで個別に加害行為をおこなったと指摘された。一部報道では、最年長の女性教諭D教員がほかの3人をけしかけたという見方がされたが、第三者委員会の調査報告書ではこの見方を否定した。, 東須磨小学校は2017年度に人権教育推進の研究指定校となり、数年前から準備が進んでいた。人権教育の研究発表・実践体制を準備し強化することを構想した当時のF校長(以下「F」と表記)からの要請・要望があり、神戸市の小学校教員で作る「人権教育部会」セミナーに積極的に参加していたA教員に白羽の矢が立ち、A教員の東須磨小学校への赴任が決まったと指摘された。また同校では女性教員の比率が高く、F校長が「若手の男性教員」を希望していたという背景も指摘された。, 人事異動の際に校長が希望の教員を指名できる「神戸方式」が事件の背景にある、校長に近いことで発言力を持って暴走したという見方もされていたが、第三者委員会では「直接の因果関係はない」とした。, 同校では、それまで長年同校に勤務していたベテラン教員が大量に他校に異動した、新採用などの若手教員が増えたなどを背景に、教職員の年齢・性別構成のいびつさが生じていた。そのことから、自身も比較的若手にもかかわらず「力量のある教員が充てられる」とされる6年担任を長く務めた・注意するベテラン教員もほとんどいない状態になったことなどからA教員が力を持つようになり、「自分よりも若い教員をいじってもいい」という異常な雰囲気が生まれていた。, またF校長は職員室をS教頭任せにして教職員間の人間関係を十分に把握していなかったこと、S教頭自身が教職員に対して威圧的な態度を繰り返していたことも、S教頭に近いA教員ら一部教員が横暴な態度をとるような異常な雰囲気醸成の一因になったと指摘された。なお、S教頭とA教員、また直接の加害者とは認定されなかったものの不適切行為が指摘されたE教員の3人は、前任校でも同じ小学校に勤務していた経歴がある。, 2017年度に加害者D教員と被害者X1教員が着任した。D教員とX1教員は2017年度に同じ学年を担当した。D教員については「神戸方式」は特に関係なく、2017年度当時のF校長は「この教員のことは転任してくるまで知らなかった」としている。, 被害者X1教員へのいじめ・ハラスメントはこの年に始まったとされる。着任直後の自己紹介で、X1教員が「関西の有名私立大学卒業」と知ったA教員は、「大学には裏口で入ったんか」などと暴言を吐いたと指摘されている。またこの年、勉強のために授業を見学させてくださいとX1教員から申し出を受けたAは「来るな。教室が汚れる」と暴言を吐いたと指摘された。, 第三者委員会の認定では、2017年の夏休み中、A教員がX1教員を養生テープで縛り上げ、教室に放置したと指摘された。, 2018年度にはS教頭が同校校長に昇任し、後任の教頭としてN教頭(以下「N」と表記)が他校から着任した。, 2018年度に加害者C教員が着任した。C教員は当初は中立的な立場だったが、学校の雰囲気に流されるような形でいつしか教職員いじめに加勢していたとされる。, 加害者教員らの行為はエスカレートした。X1教員やX2教員・X3教員・X4教員らに対して、車での送迎を強要する、被害者所有の車の上で跳びはねたり車の中にわざと飲み物などをこぼす、指導案に落書きする、不快なあだ名で呼ぶ、激辛カレーや激辛ラーメンを無理やり食べさせる、被害者の携帯電話を勝手にいじり別の教員に性的な内容のメッセージを送る、児童の前でも殴る蹴るなどするといった行為が繰り返された。, 「激辛カレー」事件は2018年9月に2回にわたって起きた。1回目はA教員・B教員がX1教員の顔に激辛カレーを塗りつけるなどし、2回目はD教員も加勢し、A教員がX1教員を羽交い締めにしてD教員がスプーンを近づけるなどした。その際に別の被害者教員にもその様子を動画撮影させたり、別の被害者教員にも激辛カレーを食べさせるなどした。, A教員はX1教員に車での送迎を強要し、X1教員所有の車にわざと飲み物をこぼす、エアコンにゴミを詰める、車の上に乗って跳びはねるなどしたとも指摘された。A教員の自宅前で、A教員がX1教員の車の上に乗って飛び跳ねるなどした様子は、A教員の妻が写真撮影したとも指摘された。, N教頭は「一部の教員が横暴な態度をとる」など職員室の雰囲気が良くないことに気づいていたものの、校長との関係悪化などを恐れてS校長への進言ができず、十分な対応を取れなかった。, ハラスメント行為は激化し、2019年6月にはX1教員が「A教員からロール紙の芯で尻を殴られてミミズ腫れができた」とN校長に訴えた。また前後して、ほかの教員からも「A・B・C・D教員による、若手教員への暴力行為がある」という訴えがN校長のもとに寄せられた。, N校長は加害教員らを指導したものの、指導の際の対応が不十分で、加害教員らによる被害教員らの報復的言動を呼び込む形になった。, X1教員はハラスメントが原因で、2019年春頃から体調を崩していた。加害者からの報復的言動によってさらに体調が悪化し、2019年9月に倒れ、そのまま出勤できなくなった。, 2019年9月1日、X1教員が実家に遺書のようなメモを残しているのを家族が発見した。直後にX1教員の友人から家族に「X1教員が意識朦朧としている」と連絡があり、家族が迎えに行って病院を受診させた。病院では「過呼吸状態になっている。自殺を図ったわけではないが、希死念慮願望がある」としてしばらく入院治療させることにした。, X1教員の関係者は2019年9月2日に神戸市役所を訪問し、一連の暴力・ハラスメント行為の被害を訴えた。神戸市教育委員会は調査をおこない、加害者教員の暴力行為があったことを確認した。, 被害者側の代理人弁護士は加害者側に警告書を出そうとしたが、学校側は被害者側弁護士に加害者の自宅住所情報などを一切教えなかった。やむなく学校宛に警告書を郵送して「手渡してほしい」と校長に依頼した。, 学校側は2019年10月1日付で加害者4人を学校現場から外した。「二度と当該校の子どもに接触させない」としている。, 事件は2019年10月4日にマスコミ報道された。神戸市教育委員会は同日に記者会見を開き、事件の概要を公表した。加害者教員による暴力行為やハラスメント行為があったことを認定した。, 神戸市教育委員会とN校長は2019年10月9日に記者会見を開き、事件の経過を改めて公表した。校長は「事件は引き続き調査中」としながら、この時点で把握している内容を説明した。校長は「被害教員が2018年時点で、当時の校長にパワハラ被害を訴えていたことは知らなかった。校長交代の際の引き継ぎなどはなかった」などと話した。, 当初は2019年12月末にも調査報告をまとめることにしていたものの、2019年12月14日になり、市教委事務局が持っていた資料の一部が調査委員会側に渡っていなかったことが判明した。資料を再精査する必要があるとして、調査報告は遅れることになった。, 2020年2月21日に調査委員会の調査報告が公表された。加害者4人が被害者4人に対して計123項目の暴力行為・暴言やセクハラ行為などのハラスメント行為をおこなったと認定した。うちX1教員への行為は、加害者4人あわせて103件を認定している。, X1教員に78件・X2教員に8件・X3教員に6件・X4教員に1件、複数の教員に対して同時におこなったと認定された重複分4件を差し引いた合計89件と、もっとも多くの行為をおこなったと指摘されたA教員は、被害者教員への行為について「いじめではなく悪ふざけだ」と主張し続けたという。しかし第三者委員会では、「いじめの構図そのもの」と判断した。, B教員はA教員とかねてからプライベートでも親しく、A教員に引っぱられるような形になっていたと指摘された。B教員は自身の行為について「悪ふざけだった」「A教員の行為について、一部のやりすぎと思われるような行為には同調しなかった」と主張した。, C教員はA教員・B教員よりやや年長で、赴任時期も比較的新しかったものの、学校の雰囲気に適応し「若い教員はいじってもいい」とばかりの対応になったと判断された。当初は中立的な立場だったが、いじめ・暴力行為に加勢するようになっていた。C教員はA教員とは通っていた高校が同じで、前任校でも一緒の学校に勤務していたことがあると指摘されたが、第三者委員会での認定によるとA教員らとはプライベートでのつながりは特になかったとされた。, D教員については、▼2017年度に当時新採用だったX1教員と同学年を担当し、先輩教員として相談役となるような形で業務上のやりとりがあった。その一方で被害教員のプライベートに踏み込み被害者の家族や友人関係をあげつらうなど「不適切な距離感」で接していた。▼2018年度にはA教員と同学年を担当してA教員との関係が近くなり、A教員の被害者いじめに加勢したような形になったが、「A教員らの行為は若手教員同士の悪ふざけで、被害者からは慕われていると認識していた」と、男性教諭3人とは異なる関係性を指摘された。, また前校長・S校長が被害者X1教員に対して、2件のパワハラ行為をおこなったこともあわせて認定した。, 管理職の対応については、S前校長・前々教頭のハラスメント言動が、教職員が相談できないような雰囲気を作り、また加害者グループやその他の教員によるハラスメント行為を助長させたとも指摘された。またN現校長についても、▼2018年の教頭時代に職員室のおかしな雰囲気に気づきながら、加害者グループを含む一部の横暴な対応をとる教員がS校長に近い教員だったことから、校長との人間関係の破壊を恐れて校長に進言できなかったこと、▼校長着任後の対応も不十分で、加害者教員からの報復的言動を呼び込んだこと、などが指摘された。F前々校長については、職員室の状況をきちんと把握していなかった責任があるとした。, さらに、加害者と認定された4教員とは別の40代女性教員・E教員が、音楽専科教員(2017年度担当者、2018年度担当者の2名)や、2018年当時同じ学年を受け持っていたX2教員への言動についても、調査報告書で触れられた。同僚教員からは「E教員の行為は、加害者らとの行為と密接な関係がある」という見方が出されたものの、調査委員会では音楽専科教員への行為については「双方の言い分に食い違いがあり認定できない」、X2教員への行為については「被害者が被害感情を持っていない」として、いずれも明確な加害行為としては認定せず、職員室の雰囲気が悪くなっていた背景事情の一つとしての指摘にとどめた。, 一方で、調査報告書では被害者教員と認定された教員とは別の、2017年度に音楽専科教員を務めていた元教諭(50代女性)が「調査が不十分。当時のF校長、S教頭、A教員、E教員などからパワハラを受けたが、認定が十分ではない」と訴え、2020年2月27日付で神戸市に対して、市長部局による再調査と、事件に関与した教員からの謝罪、金銭的な補償、自身の教員としての身分回復などを求めた。, 元音楽専科教員は2017年度に同校に着任した。しかしE教員から「授業の評判が悪い。児童や保護者から授業への苦情が出ている」などといわれ、音楽の授業を毎回見学されるなどし、管理職に相談しても改められなかったという。また音楽専科教員が中心となっておこなう音楽会の指導なども、自身が大学で音楽学科出身でもあるE教員が音楽専科教員を無視して勝手に児童に指導するなどのこともあった。当時のF校長やS教頭、A教員などから暴言を吐かれるなどもした。被害を訴えても対応されず、音楽専科教員は体調を崩して適応障害と診断され、年度末の2018年3月に退職を余儀なくされたと訴えている。2020年時点では別の自治体で臨時教員として勤務しているという。, E教員が音楽専科教員に対しておこなったことを「学年担当と専科との対立」などとした調査委員会での認定について、不十分な認定だと訴えた。, 神戸市教育委員会は2020年2月28日、関係職員計13人(当該校関連教職員8人、神戸市教委事務局6人)への処分を決定した。, 加害者については、A教員およびB教員の2人を懲戒免職、D教員を停職3ヶ月、C教員を減給10分の1(3ヶ月)とした。D教員については、児童への不適切指導があったことが指摘された。またC・D教員については、処分後も当面の間は学校以外に配置転換することにしている。, 管理職の責任については、S前校長を自らもパワハラをおこなったなどとして停職3ヶ月の処分とした。適切に対応できなかったとしてN現校長を減給10分の1(3ヶ月)、職員室の状況を把握していなかったとして、F前々校長を戒告処分とした。, また第三者委員会報告書で「パワハラと評価しうる」行為があったと指摘されたE教員を文書訓戒とした。, 当該事案に関して、調査委員会への提供資料に漏れがあって調査報告を遅らせたことや、根拠法令を誤った分限処分発令をおこなったとして、市教委事務局担当者への処分がおこなわれた。教職員課担当課長を戒告、同担当係長を文書訓戒、同担当事務職員を口頭訓戒の処分とした。また同案件での管理責任として、教育次長2人を口頭訓戒、総務部長を文書訓戒とした。, 被害者X1教諭の代理人弁護士は2019年10月11日、加害教諭らの行為は強要や暴行・器物損壊にあたるとして、警察に被害届を出した。「激辛カレーを無理やり食べさせられたこと」「殴る蹴るなどされたこと」「送迎を強要されたこと」「車を傷つけられたこと」「カバンに水を入れられたこと」など、約50件の行為を対象にしているという。, 兵庫県警は2020年3月11日、A・B・C教員を強要と暴行の容疑で、D教員を強要容疑で書類送検した。▼2018年9月4日午後3時15分頃、AとBが共謀して被害者教員の顔に激辛カレーを塗りつけた、1度目の「激辛カレー事件」。▼2018年9月10日午後4時35分頃、A・B・Dが共謀し、Aが被害者を羽交い締めにしてDがスプーンを近づけた、2度目の「激辛カレー」事件。▼2019年2月15日午後6~8時頃、4人が共謀して、家庭科室で激辛ラーメンと唐辛子を無理やり食べさせた事件。▼2019年6月7日午後8時頃、AとCが被害者に暴行を加えた事件。――の4件が立件対象となっているとされる。. © Copyright 2020 Legal Mall|ベリーベスト法律事務所がお届けする「法律情報サイト」. ・困難な保護者の対応を「自己責任」として一個人でさせる 車での送迎を強要した上、被害者の車の上に乗って跳びはねる、車内にわざと飲み物をこぼす、車のエアコンにゴミを詰めるなどする。, 児童に対して、被害教員を名指しして「あの教員の言うことは聞かなくていい」などとけしかける。. ・校務を進めるにあたり、担当者を無視して物事を進める ・一つの些細なミスを何度も非難する All rights reserved. こちらは一般企業だけでなく、公立私立の別を問わず、学校においても同様の対応が求められると考えて良いでしょう。, より具体的な実務対応については、今後、厚生労働省から出される指針に示されるようです。, 一般企業同様、教育現場においてもパワハラは深刻な労務課題です。 パワハラが是正され、現場における働きやすさが実現することで、長時間労働や進まぬ有給消化等の労務課題にも改善が見られてくるのではないでしょうか?, 「ウチの学校に限ってパワハラなんて・・・」という思い込みを捨て、教職員個々がパワハラを正しく知ること、そして学校長主導の元、現状把握・防止対策の徹底に努めることが求められます。, 起業したての小さな会社支援を得意とする社労士事務所、HM人事労務コンサルティング代表・丸山と申します。 創業当初の事業主様に不足しがちな「経験」「人脈」「知識」を、 社会保険労務士という立場からサポートいたします。 Copyright © 2015-2020 教育資料庫 All Rights Reserved. 労務関連の手続きやご相談、就業規則作成、助成金申請・・・等々、どんなことでもお気軽にご相談ください!東京はもちろん、日本全国からのご依頼に対応させていただきます。, こちらは一般企業だけでなく、公立私立の別を問わず、学校においても同様の対応が求められると考えて良いでしょう。, パワハラが是正され、現場における働きやすさが実現することで、長時間労働や進まぬ有給消化等の労務課題にも改善が見られてくるのではないでしょうか?, 【新型コロナウイルス】休業手当の計算方法を正しく理解!単純に「基本給の60%」ではありません, 【新型コロナウイルス】「休業手当」と「休業補償」の違いとは?事業主と従業員が押さえるべきポイントをそれぞれ解説, 雇用調整助成金とは?|助成要件や支給額計算の仕組みや申請方法を徹底解説(申請書類付き), 【2019年4月】36協定届が変わります!時間外・休日労働に関する協定届の新様式案をいち早くチェック, 【同一労働同一賃金】「派遣先均等・均衡方式」「労使協定方式」とは?ガイドラインに沿って適切な対策を|2020年派遣法改正, 【新型コロナウイルス】雇用保険基本手当の「受給期間」と「給付日数」の延長が特例的に認められます, 【労働基準法改正(確定)】これだけ読めばOK「働き方改革」完全まとめ_2019年4月に向けて準備すべきこと. https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201905/0012353200.shtml, https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/201903250000810.html, 丸刈りにしたうえ、「おまえは病気だ。精神科へ行け」「受けるのは授業ではなく、治療だ」などの暴言を吐いたこと, 教師は普段から他の生徒にも「バカ」「ボケ」「アホ」などと繰り返し暴言を吐いていたこと. ただし現状、全ての自治体で要項等が策定されているわけではなく、またその内容の程度も様々ですので、具体的に検討を進める際には他の自治体が作成するマニュアルも含めて参考にされると良いと思います。, 働き方改革の一環として、今後、学校でも取り組んでいくべき教員のパワハラ防止対策。 パワハラは、意図せぬところで起きている可能性が非常に高いといえます。 例えば、御校でこのような事例は見受けられないでしょうか? ・児童・生徒の前で他の教員を強めに注意したり、大きな声で命令したりする ・一つの些細なミスを何度も非難する 近年、学校での先生によるパワハラが問題化しています。 学校の先生の業務のなかには、, などがありますが、これらの権限が先生にあることから、先生は、児童、生徒に対する関係でかなり優位に立ち得ます。そんな優位な立場からなされるのが先生によるパワハラであり、児童、生徒の心に大きな傷をつけるものです。, ここでは、近年問題になった先生によるパワハラの実態をご紹介していきたいと思います。, 兵庫県尼崎市立尼崎高校のバレーボール部で男子バレーボール部コーチの男性臨時講師が体育館で3年生部員にけがを負わせた事件が発生しました。, 事件の概要は、コーチが10回以上3年生部員に対し平手打ちをした結果、生徒が20~30分意識を失ったというものです。 帰宅後生徒が頭痛を訴えたため、自宅から救急搬送された結果、鼓膜損傷などで2週間のけがと診断されました。 また尼崎高校では、バレーボール部だけではなく、野球部でも体罰事件が問題になっています。, 匿名の電話により、校長が事件を把握。コーチは教頭にけががあったことを書面で報告したにもかかわらず、教頭が校長へ報告しなかった, 尼崎高校の男子バレーボール部は「春高バレー」に20年連続で出場する強豪校です。 その指導者がパワハラを行い、生徒にけがを負わせただけではなく、学校も隠ぺい工作を図ったことが問題視されています。, 参考:https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201905/0012353200.shtml, 山口県の県立下松工業高校の男子生徒を教師が髪をバリカンで丸刈りにした事件が2019年3月に問題になりました。, この問題はのは、クラスの生徒40人全員と保護者39名が2月、同県教育委員会に教師を懲戒免職にするようとの嘆願書を提出したことによって、明るみに出ました。, 参考:https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/201903250000810.html, 山口県周南市で2016年に高校2年の男子生徒が自殺した問題で、検証委員会は生徒からのいじめだけではなく、教職員らによる5つの「いじめに類する行為」があったと発表しました。, 先生という職業は、子どもが好き、教育に興味がある人のみが就いていると考える人が多いと思いますが、実態はどのようになっているのでしょうか?, ここでは文部科学省による教員の魅力調査のプロジェクトがおこなった「教員の仕事と意識に関する調査」を分析していきたいと思います。, 教員になりたいと思った理由の小中学校の教師の1位は「子供が好きだから」です。 小学校は63%、中学校は47.6%の教師が教師の志望理由に挙げています。, しかし高校教師になると、33.3%と激減。 年齢層の低い学校ほど、子供が好きだから教師を目指した人が多いことがわかります。, 子どもが好きであるということは、先生になるにあたってとても大切な動機と言えます。 子ども相手の仕事ですから、子どもの考えや行動に興味をもち、子どもの立場に立って考え行動することが求められるからです。 高校教師の「33.3%」は注目すべき数字と言えます。, 高校教師の志望理由の1位が「教科の勉強が好きだから」の51.5%になっています。 中学校教師の43.5%も志望理由に挙げています。, 反面、小学校教師は17.6%と極端に少なくなっていることがわかります。 自ら学ぶ事が好きだった先生は、学びたがらない児童生徒の気持ちを理解しづらい場合もあります。, 自分の教え方を貫き、児童・生徒がついてきていなくてもおかまいなし、という状態の先生もいます。 教科の勉強が好き、得意であるということに加え、子どもの立場に立つという重要性を踏まることが求められます。, 小学校教師34.6%、中学校教師30.6%、高校教師33.1%とおよそ3人に1人の割合で「安定して長く続けられる仕事だから」と教職を選んでいる層が存在することがわかります。, このように考える先生は、もともと真面目な部分があるのでしょう。 しかし職業に就くにあたっての動機が、生きた生徒を相手にする教師という職業であることを考えれば、若干冷静さを感じてしまうところです。, もともと日本では「お上」という言葉があるように、権利は上から与えられるものと考えられてきました。 そこに早急に近代化する必要があるからと、外国から人権に関する概念を輸入したわけです。, こうして日本でも「基本的人権」が認められるようになったわけですが、ブラック企業に教師や上司のパワハラ、親による虐待事件などが多発していることからも、未だに人権概念が十分に日本に定着しているとはいえないでしょう。 相手にも人権があり尊重しなければならないとの理解が定着するまでは、様々な分野でパワハラはなくなることはないといえます。, 教師がパワハラを行ってしまうのは、教育現場で「飴とムチの使い分け」を行うことにも原因があると考えられます。, 多くの子どもたちを同時に扱わなければいけない教育現場では、子どもを扱いやすくする方法の一つに「飴とムチの使い分け」があります。 そのムチの一環として教師によるパワハラが行われていると考えられます。, 上記同様の調査では、教師は1日のうち12時間以上仕事をしている層が半数以上と、教師の労働環境の過酷さの実態を知ることができます。 また同調査の結果から大部分の先生の睡眠時間が5~6時間であることもわかっています。, こうした過酷な労働環境の過酷さからくるストレスなどから、パワハラを行ってしまう先生も存在すると考えられます。, 文部科学省では、各学校に臨床心理士などをスクールカウンセラーとして配置しています。, スクールカウンセラーは学校外の「外部性」を持った専門家として、児童生徒と教員とは別の枠組み、人間関係で相談することができます。 よって、先生のパワハラに関しても「学校」という枠外で相談することが可能です。, 国公立の学校であれば、教育委員会に相談するのが効果的です。 下記のサイトから、お住いの地区の教育委員会を検索することができます。, 私立の学校であれば、都道府県の私学課に相談しましょう。下記のサイトから、お住いの地区の都道府県の私学課を検索することができます。, 法務省で行っている人権相談を活用するのも効果的です。電話やネットからでも気軽に相談することができます。, 日本司法支援センターでは、悩みに応じた法的な対処方法を紹介してくれます。 また必要であれば、弁護士にも相談することができます。, パワハラは、基本的に民法上の「不法行為」に該当し得ます。 パワハラ行為を行なった先生本人、そしてその使用者でありパワハラを防止する責任のある学校などに対して、民事上の損害賠償を請求できる可能性があります。, 本項では、公立学校におけるパワハラで市町村に対して損害賠償責任、および先生に業務上過失致死罪を認めた事例を2つ紹介していきます。, 担任の男性教師が男子生徒の顔や頭、胸などを数回殴る体罰を行った結果、男子生徒はそれ以降学校を休みがちになり、頭痛や吐き気、意識がなくなるなどの症状が出るようななった事例。, 「原告の頭痛や吐き気などは教諭の体罰によるもの」と認め、「体罰が心身に悪影響を及ぼし、日常生活に支障が生じた」とし、町に110万円の支払い命令が下されました。, ラグビー部の夏休み練習中に生徒が体調不良を訴えたが、顧問の男性教師から「演技は通用せん」などと放置されて熱射病による多臓器不全で生徒が死亡した事例。, 顧問教師に安全配慮義務違反の過失があったことを認め、川西市に総額4,061万5,418円の損害賠償命令が下されました。, 子どもの心の傷は、今後の健全な発育のためにも早急に回復を図るべきです。 被害の回復方法は、パワハラで身体的、精神的に被害にあった場合は、加害者である先生や学校等に対して、謝罪をしてもらいたい場合もあるでしょう。, また、受けた損害を賠償してもらいたい、暴行罪・傷害罪等で立件してほしいなど、被害の回復の仕方はさまざまです。, このような行動を起こすには、法的知識と交渉力のある弁護士を味方につけましょう。 依頼者の利益を優先し、被害に遭われた方の気持ちに寄り添いながら行動するはずです。, 今回は先生によるパワハラの実態、先生によるパワハラが起こるメカニズムや先生によるパワハラの被害に遭遇してしまった場合の解決方法をご紹介してきました。, 先生のパワハラの被害に泣き寝入りする必要はありません。 早急に弁護士に相談して、子どもをパワハラから解放してあげることが大切です。, 当サイトの記事をお読み頂いても問題が解決しない場合には弁護士にご相談頂いた方がよい可能性があります。, 今すぐには弁護士に依頼しないけれど、その時が来たら依頼を考えているという方には、弁護士費用保険メルシーへの加入がおすすめです。, 何か法律トラブルに巻き込まれた際、弁護士に相談するのが一番良いと知りながらも、どうしても費用がネックになり相談が出来ず泣き寝入りしてしまう方が多くいらっしゃいます。そんな方々をいざという時に守るための保険が弁護士費用保険です。, 弁護士費用保険メルシーに加入すると月額2,500円の保険料で、ご自身やご家族に万が一があった際の弁護士費用補償(着手金・報酬金)が受けられます。離婚、労働トラブル、ネット誹謗中傷、自転車事故、相続、子供のいじめ問題などの場合でも利用可能です。(補償対象トラブルの範囲はこちらからご確認下さい。), ご自身、そして大切な家族をトラブルから守るため、まずは資料請求からご検討されてはいかがでしょうか。, 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